週末はお祭

今日と明日、町内の文化祭です。

今年も陶芸の作品を出展することになったので、午後から自分の作品を文化祭の会場へ持って行きました。

正直今年はまともに陶芸教室に通ったのが２回で、文化祭用の作品を作ることが出来ませんでした。
仕方なく、なんとなく作ってなんとなく完成したなんてことない作品を２点出展。
しかもこの２点は教室のセンセイが色を付けてくれたもの。

ほんとにかなーり地味なつまらない感じの作品が出来てしまったので、苦肉の策で、地味な作品の内のさらに地味な作品にラインストーンで装飾を施してみました。

ラインストーンを使うことは前からちょっと考えていたのだけれど、本当はもっとちゃんとした作品を作ってからにしたかった。
来年はもうちょい頑張って、人の目を引くような作品を作りたいです。

自分の作品の展示がてら他の方の作品を拝見させて頂きましたが、どれも力作ぞろいで素晴らしかったです。
素敵な作品は一目でどういう方向を目指しているのか、とか、テーマは何なのか、とかが他人の目からでもハッキリ分かります。

「何を創ろうかなぁ」と迷っていてはダメですね。
迷っているうちに、なんでもないものが出来ちゃうから。
漫画でもイラストでもそうかもしれない。
もっと言えば、人生もそうよね、きっと。


会場から帰った後、久々に外をゆっくり歩きたいなぁと思って堤防沿いを散歩。

実は先月、中学生のときから一緒に暮らしていたワンコのぷっちゃんがこの世を去りました。
去年の４月にまるちゃんを失って、それに続くようにぷっちゃんも居なくなり、外に散歩に出る習慣がすっかりなくなってしまいました。

一緒に暮らしていたときには散歩に出掛けるのが大抵億劫だったけれど、今、私は人生で初めて「犬の居ない生活」を送っていて、今まで自分がどれくらい、わんこたちと散歩に出掛ける時間に心癒されていたかをひしひしと実感しています。
やり場のない喪失感を抱き、街中でわんこを見かける度に涙が出る毎日。

飾りや遊び道具としての「ペット」は必要としていないから、またいつか、私の助けを必要とするわんことの出会いがない限りもう犬を飼うことはないと思う。
でも、あの優しい生き物に、無性に、触れたいなぁと、毎日思います。

遠くからじっと犬を見つめる怪しい人物がいたら、私かもしれません。

ついに我が家の動物は猫のちびだけになってしまい、最近は彼女もなんだか寂しそう。
ときどき、ぷっちゃんの犬小屋に入って寝ているらしい。


そんなわけで、たった一人で散歩に出るのは寂しいけれど、ここんところほんとうに運動不足なので、結構時間をかけて歩きました。

天気はやや曇り気味でしたが、ゲートボールをしているおじいちゃんおばあちゃんを眺めたり、遠くの景色と近くの景色を交互に眺めたりしながら歩くのは、とても気持ちが良かったです。

途中、同じように散歩中のおじいちゃんからすれ違い様に、「向こうに蛇がいるから気をつけて」と声を掛けられました。
私は蛇平気なので、「そうですか、うふふ」と言いながらそっちの方向に歩いていったのですが、もしかして普通のおなごはそう忠告されたら引き返すものかしらん？とあとから気付きました。
そらおじいちゃんも心配そうに声掛けるわな。

むしろ一目蛇を見てやろうと思い草むらに注意を向けながら散歩しましたが、もう姿はありませんでした。

（で、今日記を書いていて思い出したのだけれど、数日前、たくさんの、虹色の蛇が夢に出てきたのです。
夢占いによると、「虹色」は幸運を示し、「蛇」は不運をあらわすそうです。
幸運と不運の象徴が同時にあらわれるというコトは、プラマイゼロってことかしら）

散歩から帰って、最近読んでいる夏目漱石の「三四郎」の続きをパラパラと。
漢字が難しいので、携帯の辞書機能を使いながら読んでいます。
普段使わない漢字が日記に出てくるようになったら、三四郎の影響だと思ってください。

夜はもーりんとイタリアンのディナー。
お気に入りのお店があるのだけれど、いつ行ってもすごく美味しい。
前菜にパスタにピザにメインの料理にデザートでお腹ははちきれんばかり。
夜中になってもまだ満腹です。
でも美味しいものを食べると幸せです。

もーりんと、年末年始のライブのスケジュールなどを確認し合って、「私達、人よりストレスを解消する機会を多く得ているよね」という話をしました。
自分の好きなものを自覚していて、自分にとって価値ある時間を過ごす方法を知っていれば、どんなに忙しくても心はきちんとバランスをとれるんじゃないかなと思います。

明日は、大学の学祭です。
どんな感じなのかとても楽しみ！！




上の写真が私の作品。
下の写真がセンセイの作品。今年も素晴らしいです！！