目覚め

平成が終わる一ヶ月くらい前からイラスト用Instagramにひとコマ漫画を投稿しはじめて、それ以来ずっと毎日絵を描いている。

これだけ毎日欠かさず描くのは、きっと子供の時以来だと思う。


昔は、自分だけは何があってもずっとアナログで絵を描くと思っていたけれど、今では完全にデジタル。

紙とペンもいつでも恋しく思うけれど、こんなにも毎日気楽に描けるのは、iPadProとApplepencilのおかげなので、文明の力に感謝。


絵を描くこと、漫画を描くことってなんて楽しいんだろう。

この10年、ろくに描かずに生きてきたけど、絵を描くしか能のない私が、それで一体どうやって生きてきたのか不思議に思う。

もちろんこの10年、人として必要な色んな経験をしてきたけど、ずっと物足りなさを感じていた。


本当に好きなことから目を背けては生きられない。

見失っていた自分を、ようやく取り戻しつつある予感。


好きなことがある。
その幸せをもう見失わないように、きっと死ぬまで絵を描き続けよう。